8月4日から6日まで広島において原水爆禁止2018年世界大会が行われました。
核兵器廃絶を求め、昨年7月7日、国連会議が採択した核兵器禁止条約は、「核兵器のない世界」に向けての人類の歴史的一歩となりました。
この核兵器禁止条約の発効にむけ、禁止条約推進する勢力と、反対する勢力のせめぎ合いが厳しさを増しています。各種世論調査では、多数の市民が禁止条約への参加を求め、また多くの自治体もそうした意見を表明しています。
核保有国とその「核の傘」のもとにある国々での世論と運動の発展が重要になっています。
南北会談・米朝会談が行なわれ、北東アジアにおける非核化の実現が可能な状況が生まれた今、日本が米国の核の傘から脱却し、禁止条約に参加しこの地域の非核化をリードすることが、唯一の被爆国の日本の役割です。また、「核抑止力」に依存し続けることより、はるかに安全です。
秋田に配備計画のあるイージス・アショアはまったく必要にないものとなります。
「核抑止力」に依存するかぎり、再現のない軍拡競争に巻き込まれ、膨大な国家予算が支出されてゆくことになります。
私たちにとって、米国の「核の傘」から抜け出し、
核兵器禁止条約を批准し、核なき世界をリードすることと、日本の平和を守ることがこれほど明確になった時期は、今までにないことです。核兵器禁止条約の批准を日本政府に求める運動を草の根から進めていきましょう。ノーモア・広島 ノーモア・長崎 ノーモア・ヒバクシャ!!!